番外:中国ドラマ キングダム 戦国の七雄
久しぶりの感想です。以下はネタバレになるので注意⚠️
今回は5巻の 魏編
三国志時代でもその後の時代にも国の名前として何度も出てくる国名です。
この時代ではいまいちパッとしない国と、見る前は思っていました。だが今回ほど見応えのある巻はなかった!
そういう意味ではオススメしたい巻。面白かった😄
魏は戦国時代の先駆けを作った国であり、最初の覇者となった国。
この後は転げ落ちるかのように衰退、滅んでしまうのですがドラマの開始に不吉な言葉が・・・。
士人たちの呪い。
↑ブキミなタイトル😓
貴族と民の間に身分はなかった当時の価値観に士人という身分を作り出していき、用いることで魏は覇者となっていきます。最初の覇者となった魏斯は伝統にこだわれば国がなくなると、積極的に人材を登用。貴族ではなく、一般の民であっても。
ドラマの序盤は三国志の魏が好きならテンションが上がるでしょうね🎵自分もワクワクしましたし。
呉起、楽羊も出てきて楽しいです。
楽しかったのは序盤まで。ここから魏は無惨な状態に。
魏の王族、貴族たちは平民出身の士人たちを心の底からは信頼してはなかったようで、呉起も商鞅も范雎も他の国に逃れ、そこで用いられ魏の国を攻めるようになります。
士人たちが魏をボッコボコにする復讐劇の構成になってるせいか、凄まじさと面白さを感じました。
魏は
士人たちを生み出したが、
士人たちが自分たちの呪いとなり滅んでいった。
なんとも皮肉な表現😅
以下は個人的に書きたいと思ったので、
魏国だけではないのですが貴族や王族たちはこの時代に生き残るため、士人たちを使い捨てのように使っていたように思えます。自分たちに利益があれば用い、気にくわなくなれば捨てる。
魏から逃れた呉起も商鞅も他国に用いられるのですが、後に悲惨な末路をたどっています。
貴族や王族たちは平民出身の士人たちを信頼できなかったのは、自分が思うに価値観の違いや文化の違いからくる溝かなと。
最初の覇者となった魏斯は身分に関係なく人材を登用する寛容な名君と評されてました。
だが自分の跡継ぎの相は貴族出身の身内の人物を選んでいます。
これは別に陰謀があったとか矮臣の策略とかではなくて、価値観の違いによっておこる摩擦の対立と考えるべきかなと。自分はなるべく陰謀説や矮臣による謀略は考えないようにしています。
価値観の違う者、層が互いを認め合い協力していく。
お互いを尊重するため、理解し努力をする。
自分は何度もこういった言葉を聞きましたが、楽観的すぎかなと。
人間は互いに理解し合えるわけではない、公平なフィフティフィフティな関係などあり得ない。
大概が平和な世の中ではない。
まとまりきれませんが、ここらへんで終了します。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。